優待券狙い

優待制度は少額投資家にとっては有利です。
大株主であっても、１単元しか持っていなくても、
もらえる優待品は基本的に同じだからです。
会社側が株価対策として個人投資家に対する裾野を広げようとしているからです。
個人投資家に対する対応も以前に比べて格段によくなっていて、
会社に直接電話で問い合わせて丁寧に答えてもらえます。

また、優待銘柄の株価は下がりにくいといった特徴もあります。
優待目当てに購入する人がある程度必ずいますし、株主に会社のファンが多く、
株価に悪影響を与える情報が出てもすぐには売らないからです。
株式投資に興味を持ち始めたばかりの人は、株の値動きも大事ですが、
優待の内容をより重視したほうがいいかもしれません。
その方が絶対に精神的に楽になることができますから。
投資初心者は優待券狙いの銘柄を選択したほうが良いと思います。


割安株の見つけ方

割安かどうかはPBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)で判断できます。
PBRが１倍を割っていたり、１０倍を下回っていたとすれば、それは割安と言っても問題はありません。
ただし、PBRが低くても、無配や赤字の会社には投資しない方がよいでしょう。
赤字が一時的なもので、黒字に戻る可能性が極めて高ければ、その限りではありませんが。

PERが低くても買うべきではない銘柄もあります。土地や株式の売却など、
一時的に発生した特別利益によってPERが一時的に下がっている会社の株です。
経常利益よりも純利益の方が大きい会社は、
特別利益によって一時的に利益が膨らんでいる状態です。
また経常利益率が１％を下回る会社は、
景気が悪化した時に簡単に赤字になってしまう可能性があります。
自己資本比率が１０％を下回る会社も、あえて投資するべきではないと考えます。
金融業は例外で、例えば銀行の場合お金を集めてお金を貸し出すという事業内容ですから、
自己資本比率は原則８％以上あれば問題ないとされています。